新年明けましておめでとうございます |
皆様にはお元気に新春をお迎えいただけていますでしょうか。
2020年は誰にとっても新型コロナウイルスに翻弄された忘れられない1年になったことでしょう。
緊急事態宣言が出された4月から5月、日本中を重苦しい緊張感が覆いました。
多くの飲食店や旅館・ホテルなどの観光産業は苦境に立たされ辛い思いをしました。
その後、経済を好転させようとした施策により人々の行動が激しくなるにつれ感染の再拡大に直面しています。
ウイルスとの闘いはおよそ初めての経験になる人ばかり、世界中がパンデミックの中を試行錯誤しています。
ウイルスとの闘いは実は畜産業界では既に以前から起きています。
一昨年以来豚熱というウイルスにより廃業を余儀なくされた養豚家が多くいます。
鳥インフルエンザも猛威を振るっています。人類のグローバル化によりウイルスの広まりは早くなり被害も大きくなり、ここに来て立ち止まってグローバル化を見直す動きも出るほどウイルスとの闘いは厄介なものになっています。
梅山豚にももちろん影響があります。
お取引先の飲食店では、閉店した店もあります。
休業している店もあります。
そして三密を避けるためにほとんどの店がご注文は少なめになっています。
そんな中ですが、皆様に支えられ何とか新年を迎えられます。
本当に感謝しかありません。
そもそも梅山豚は販売先が市場しかないところから始まりました。
しかし体型の悪い梅山豚は「上物」になる事は無く、「規格外」という格付になり安値で取引されていました。
未熟児のため育てるのが難しく成長も遅い梅山豚は、皆様に支えていただき継続する事ができたのです。
そして今、飲食店の苦しさと共に再び以前のように販売先に困る状況になっています。
しかし、うつむいてばかりはいられません。
当時売れない苦境を脱したように、再び挑戦する時だと感じています。
私達はこれからも愚直に梅山豚を中心として国産飼料の生産や、地元貢献などに活動領域を広げ、未来の農業を担う人材を積極的に採用し、さらに美味しい梅山豚をお届けできるようスタッフ一同努力していきます。
梅山豚を通じて『食』と『農』と『環境』という分野の新しい時代に挑戦し続けていく私たちを2021年もどうぞよろしくお願いします。
2021年 1月
株式会社 塚原牧場
代表取締役 塚原 昇
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