平均化する世界 |
インターネットの普及は私達の生活を大きく変えています。
検索すればありとあらゆる情報が手に入り手のひらの中で読むことができ、人間では不可能な膨大なデータも覚えることができます。
誰もが人気のレストランを検索して行くことができ、美味しい料理の作り方を調べることができ、きれいな写真を撮ってSNSで公開したりすることもできます。
こんな風に誰でも何でもできる世の中になると私達はどういう行動をとるのでしょう?
例えばレストランでは、Aという店もBという店も人気の同じワインを揃え、人気の熟成肉を焼き、人気のスイーツを売りにするといったように、情報が瞬時に広がるとレストランも同質化して行きます。
そして価格もほぼ同じなんてなると私達はどうやって店を選ぶのでしょう?
それは「人」です。
人と人が唯一の選択手段となって来ると感じています。
あのお店は感じのいいサービスマンがいるから。
あのお店のオーナーは知り合いだから。
あのお店の被災地支援の取り組みに心打たれたから。等々。
そんな風にお店を選択して行くようになるでしょう。
情報が氾濫する世界はますます平均化し、どこでも似たり寄ったりの状況が出始めます。
しかし、最終的に私たちは「人」と「人」という昔から変わらない普遍的な選択をよりするようになって行くように思います。
いくらインターネットが普及し、AIが発達しても結局世の中は人と人なのです。
ファン申請 |
||