新年のご挨拶 |
皆様にはお元気に新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。
お陰さまで昨年も皆様に支えられ無事過ごす事ができました。
梅山豚を直輸入して30年の節目となった昨年は、念願の飼料工場が完成し稼働しました。
自社で栽培するトウモロコシに、飼料米、大麦、小麦など国産原料50%超を達成した日本で初めての豚肉となりました。
地元貢献も積極的に行いました。
境町の小中学校給食へ毎月梅山豚肉を提供して5年目となり、子供たちも「メイシャントーン」と名前を覚えてくれています。
また、春と冬には本社前で「あおぞら市」を開催し、多くの方々が朝から並んで梅山豚肉を購入してくれました。
こうした地元貢献はこれからも続けて行きたいと思っています。
そもそも梅山豚は私たちが直輸入する前に日中友好の贈り物として中国政府から日本政府に贈られました。
今でもその子孫は農林水産省の牧場に残っています。
これまで様々な養豚家が農林水産省より梅山豚の払い下げを受け飼育を試みました。
しかし、多産な梅山豚からは未熟児がたくさん生まれ、生存競争の激しさで事故も多く、すべての養豚家が飼育を断念しました。
また、何とか飼育できた梅山豚も市場では脂が多いとか肉付きが悪いという理由で「規格外」として取引され、コストがかかるが実入りが少ない豚となっていました。
そんな中、私たちが唯一梅山豚の生産を継続することができたのは、皆様や料理人さんなど多くのファンが梅山豚を支えてくださったからです。
お陰で梅山豚にとことん向き合い、その特性を理解し徐々に事故を減らすことができました。
これからも梅山豚を中心として国産飼料の生産や、地元貢献などに活動領域を広げ、未来の農業を担う人材を積極的に採用し、さらに美味しい梅山豚をお届けできるようスタッフ一同努力していきます。
梅山豚を通じて『食』と『農』と『環境』という分野の新しい時代に挑戦し続けていく私たちを2019年もどうぞよろしくお願いします。
2019年 1月
株式会社 塚原牧場
代表取締役 塚原 昇
ファン申請 |
||