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牛肉高騰の舞台裏
近年バター不足のニュースをよく聞きます。
バターの原料は牛乳、実は牛乳が不足しています。
牛乳が不足している裏では、牛肉も不足しています。

牛肉は大きく①和牛②F1(和牛と乳牛の交雑種)③乳牛の雄 と3種類に分けられますが、その全てで減っているようです。

原因は2010年に宮崎県で発生した口蹄疫、2011年の安愚楽牧場の破綻がありますが、何より酪農家の高齢化による廃業が大きいと言われています。
酪農家の廃業が加速することで、産まれてくる子牛の数も減少しています。
通常肉牛農家は、子牛市場で酪農家が出した子牛を購入し、和牛の場合はおよそ2年肥育して出荷しています。
子牛市場では子牛の数が減少したため、値段は5年前の50%以上に上昇して肉牛農家の経営を直撃しています。

子牛はその大半が乳牛から産まれて来ます。
乳牛は後継の乳牛も産みますが、和牛の精液を人工授精する事でF1(交雑種)も産み、さらに和牛も受精卵移植により産んでいます。
つまり牛乳の不足はすなわち牛肉の不足でもあるのです。

この状況はしばらく続きそうです。
政府は和牛の輸出を強化しようと計画していますし、4年後には東京オリンピックも開かれ外国人観光客が増えて行きます。
人気のある和牛などの牛肉が足りないという状況を打開するには、先ず乳牛を増やす事から始めなければなりません。
雌の乳牛が産まれて子牛を産むまで2年、TPPを前に廃業して行く酪農家を減らし、飼育規模を維持することこそが肉牛不足を解消する鍵なのです。
by meishanton | 2016-08-01 14:52 | 社長のコラム

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