大雨の降った9月9日は梅山豚の屠畜日で、無事屠畜され枝肉となった梅山豚肉が鬼怒川沿いの屠畜場の冷蔵庫にありました。
翌日、屠畜場より連絡を受け初めて被害を知りました。
鬼怒川の増水により屠畜場が浸水し、梅山豚枝肉は全て泥水につかってしまったのです。
当然、ご注文をいただいていた百貨店やレストランへのお届はできなくなり、皆さんにお詫びの電話を入れ納品できない事情を説明しましたが、その際ご心配と励ましの言葉を多数いただきました。
その後、自給飼料として育てて3メートル以上にもなっていたトウモロコシが、近隣の川が決壊した為に完全に泥水につかってしまった事が判明しました。
完全に水が引くには6日間を要しました。
4日後の9月13日には、飼料用トウモロコシの全国シンポジウムを開催する予定で、100名ほどの参加者の前で公開刈取りを行う事になっていましたが中止を余儀なくされました。
今年初めて挑戦した自給飼料ですが、とても厳しいスタートとなりました。
しかし、決壊した川から離れたところに植えたトウモロコシは、一部倒伏しましたが刈取る事ができました。
これも農機具メーカーさん等が収穫機を手配して下さったからで、感謝せずにはいられません。
収穫できたトウモロコシは約2トン、毎日2トン近い飼料を食べる梅山豚には全く足りない量ですが、これを最初の一歩として来年以降も自給飼料の取組は進めて行きます。
今回の水害では多くの方々に温かい励ましをいただきました。
梅山豚の取組を応援して下さる方が大勢いらっしゃる事を改めて実感しました。
そんな皆さんの期待に応えられるようこれからも前に進みます。
どうぞ引き続きあたたかい応援をよろしくお願いします。
↓災害発生5日後