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売り切れ御免の勇気
「もったいない」は日本語でありながら、世界の公用語になりつつあります。
ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ(ケニア)が日本に来日して知った「もったいない」という言葉は、英語では‘wasteful‘だと言われますが、彼女は日本語の「もったいない」(MOTTAINAI)は、自然や物に対する敬意、愛や尊敬などの意思が込められている事を知り、深く納得してそのままの「MOTTAINAI」を世界に広げているのです。

そんなMOTTAINAIの国日本でも、実はMOTTAINAI事はたくさんおきています。
例えば食品の世界では、ある年から賞味期限を付けるルールになった小麦粉ですが、そうすると賞味期限切れの商品が発生するようになり、梅山豚の餌として使って欲しいと運ばれてきた事がありました。
まだ十分食べる事ができる小麦粉ですが、賞味期限を設けたがために必ず一定量の廃棄が発生してしまいます。
水分のほとんど無い小麦粉は、腐敗はしません。
しかし食品としては販売できなくなるのです。

また、食品流通には「納品期限」という業界ルールが存在するのをご存じ無い方も多いことでしょう。
これは製造から賞味期限までの期間の3分の1を過ぎると納品できない、つまり3分の2の期間で小売店は販売をするというもの。
これは世界的に見ても厳しく、一般に米国では「2分の1」、フランス・イタリア・ベルギーでは「3分の2」、英国では「4分の3」となっており、日本は他の国より食品ロスが発生しやすい構造になっています。

他にも、スーパーや百貨店が閉店間際まで品揃えを豊富に維持しているのも、もったいない事の一つです。豊富な品揃えが集客につながるということもあります。
品揃えが少ないと消費意欲も落ちかねません。
しかし、閉店時売れ残ったお惣菜などは廃棄しているものが大半です。
勇気をもって「売り切れ」とすることから販売予測の精度を上げ、食品廃棄を少なくして行くことができます。
大量に安く売る事は、人口減少社会に突入した少子高齢化の日本には正しい販売手法ではなくなり、無駄を無くして価値のあるものを売る時代に変化しています。
それは売り切れ御免の勇気から始まると感じています。
by meishanton | 2014-05-02 13:56 | 社長のコラム
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