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新年のご挨拶
皆様はお正月をいかがお過ごしですか?

震災からもうすぐ3年、あっという間のような長かったような複雑な時間が流れて行きました。

梅山豚は、「地球を救う豚」として昭和の時代にNHKテレビで大きく紹介されました。
梅山豚はどうやって21世紀の地球を救うのか?
梅山豚は、世界一の多産系豚です。
だから効率良く豚肉という動物性タンパク質を生産することができるということが一つの答えでした。
さらにもう一つ、梅山豚は雑食で、その長い腸(小腸と大腸は一般豚の1.5倍、盲腸は10倍)で、繊維質の多い植物までも効率よくエネルギーに換えることができるということ。
つまり、地球上で食糧不足が起きた場合、人間が食糧とすべきトウモロコシなどの穀物を利用しなくと、も美味しい豚肉を生産することが可能な豚なのです。

人口爆発、そして食糧不足の世紀と言われる21世紀、梅山豚こそがまさに人間と共生していける豚であるとの思いから私達は梅山豚の生産に取り組み、今までに麦茶粕、パスタ屑、パン粉、豆腐粕、甘藷皮などのこれまで利用されていなかった資源を有効利用し飼料も自社で生産しています。
これも梅山豚の雑食性を利用した現代的な人間と共生する養豚のシステムで、まさに地球を救う豚となっているのです。

梅山豚は世界一の多産系豚ですが、産まれてくる子豚は平均0.8kg、一般豚の平均1.5kgと比べておよそ半分の未熟児です。
未熟児ゆえ多くの養豚家が梅山豚の生産を断念しました。
未熟児ということは、事故率も高く、生育も9ヶ月間を超え一般豚の1.5倍の期間がかかります。
このため必然的に生産原価が高くなってしまいます。
その生産原価を賄える再生産可能単価でお取引をいただける事、それは梅山豚のこだわりに共鳴してくれる方々がいらっしゃるということです。
私達はこうしたたくさんの梅山豚ファンのために2014年も、「地球を救う豚」の理念を守り、幻と呼ばれる高品質な梅山豚を提供し続けていきます。

梅山豚は生産数が限られており広く一般の方々にはお届けできませんが、皆様の期待に応え、さらに美味しい梅山豚をお届けできるようスタッフ一同努力していきたいと思います。

梅山豚を通じて『食』と『農』と『環境』という分野の新しい時代に挑戦し続けていく私たちを2014年もどうぞよろしくお願いします。

2014年1月
株式会社 塚原牧場
代表取締役 塚原 昇
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by meishanton | 2014-01-06 17:54 | 社長のコラム

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by meishanton
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