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無駄が作る未来
京都大学の山中教授がノーベル医学・生理学賞を受賞しました。
紹介される過去のエピソードは微笑ましいものばかりです。
人より手術が遅く、邪魔なのでジャマナカとあだ名を付けられ、基礎研究の道に進む決心がついたとか。
大阪市立大助手時代は、実験用のネズミの世話に苦労しヤマチュウと呼ばれるようになったとか。
数々の挫折を乗り越えたのは神戸大学ラグビー部などのスポーツで鍛えた体力と精神力が大きいのでしょう。
それは山中教授が座右の銘に挙げた「ビジョン・アンド・ハードワーク」にもつながっています。

iPS細胞の研究には、ラグビーやバンド活動で培ったチームワークも非常に重要な役割を果たしているようです。
2006年ネズミの皮膚細胞から作ったiPS細胞は、6年という短い期間でノーベル賞を獲得する画期的な研究に育って行きました。
これも、山中教授を中心とし、スタッフや支援する国や大学や企業や個人までがチームワーク良く機能してきた事の証左です。

私達塚原牧場はこれまでチャレンジの連続でした。
多産系の梅山豚に惚れ込み挑戦しましたが、やってみると多産のため未熟児が沢山産まれ、未熟児の飼育に苦労しました。
梅山豚は個性的な原種豚です。
梅山豚に合う餌を追い求め普通の養豚家は行っていない飼料製造を自社で行っています。
そこでも普通の穀物原料ではもの足りず、食品工場から余剰食品を調達し、人間との共生をはかっています。
そして、できた梅山豚肉のファンづくり、丁寧に梅山豚の説明をして、継続して買っていただけるファンに1頭1頭自ら販売しています。
しかも、飼育効率の悪い梅山豚飼育を続けられる価格で。

数々の無駄を積み重ね、今があります。
結局無駄ってありません。
無駄が経験となり、小さな成功が産まれます。
これからも根気よく無駄を積み重ねて行く事を改めて決心しました。
山中教授のノーベル賞には多くの人が夢と希望を持つことができました。
私達も同様です。
by meishanton | 2012-12-05 19:47 | 社長のコラム

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