先月に引き続き異常気象の影響が続いています。
多くの地域で9月の日照時間は過去最低を記録し、北海道や岩手県での台風による被害は完全復旧に何年もかかるような状況です。
その結果、農作物へのダメージが多く、年内の野菜の出荷は減少し、価格も大きく値上がりしています。
例えばキャベツやレタスが1玉300円など、これまで見た事もない価格で店頭に並んでいるようです。
野菜値上がりの影響は家庭だけではありません。
学校給食でも様々な問題が起きています。
三重県鈴鹿市では、予算内での給食が難しい事から12月と来年1月の各1日分の給食を中止すると発表し波紋が広がりました。
その後、鈴鹿市の末松市長が給食中止の方針を撤回し、教育委員会に再検討を指示しました。
予算内でどう食材を確保するのか、家庭ばかりではなく幅広く影響が及んでいます。
そんな中、安定して定価で野菜を供給し続け、野菜不足をカバーしてくれているのが野菜工場で作られる野菜たちです。
「もやし」が最も有名なものですが、最近は野菜工場が増えている事から、「スプラウト」「トマト」「レタス」「キュウリ」「パプリカ」から、「イチゴ」などの果物まで幅広く作られるようになっています。
これまで人工的な工場野菜って安全なの?美味しいの?栄養成分は同様なの?という心配が多かった印象ですが、こうなると、野菜があって助かったという事になりそうです。
露地野菜や工場野菜を上手に組み合わせながら気候変動を乗り越えて行く、そんな時代になってきたようです。